時間をかけるべき?外壁塗装の計画と工事のタイミング

外壁塗装を行うタイミングって難しいですよね。
壁に劣化が見られたら、資金がたまったら、子どもが成長したら、と世帯ごとにさまざまなタイミングがあるかと思います。しかし、いざ「今だ」というときがきたのに、どの時期にすればいいのか、いまいち分からなくて躊躇することが多いのではないでしょうか。
動き出すのはいつぐらいからがいいのか、工事前の打合わせにはどれくらい時間を割かれるのか。共働き世帯が多い現在は職場を休む必要も場合によっては出てきますので、できれば計画的に進めていきたいもの。

こちらの記事では、外壁塗装工事の計画を立てる際に参考にしたい、さまざまなタイミングと流れなどについて解説したいと思います。
ぜひポイントを押さえて、お役立てください。

■外壁塗装をした方がいい家の特徴

まず、外壁塗装をするタイミングにあるお家の特徴をまとめました。
外壁塗装が必要なタイミングにあるというのは、共通してお家の防水・耐久性が落ちているということなので、劣化するスピードが早い状態です。長持ちさせるなら、逃さないように注意しましょう。
これらのサインや症状にあてはまる数が多いなら、半年~1年以内を目安に外壁塗装を検討したほうがいいでしょう。

壁の状態
・色あせしている
・触ると白い粉がつく(チョーキング)
・壁にひび割れがある(クラック)
・塗膜が剥がれている、ぱりぱりしている
・壁のつなぎ目(シーリング)がひび割れている、取れかけている
・コケやカビがついている

年数
・新築から10年以上たっている
・以前の外壁塗装から、使用した塗料の耐用年数以上の月日がたっている(平均10~15年ほど)

その他
・リフォーム会社、塗装会社の訪問営業がきた
・ハウスメーカーから外壁塗装の案内をされた

訪問営業に関しては、良くない業者から嘘を言われている可能性もありますが、心当たりがある場合は「第三者の目から見ても壁が傷んでいる」という一つの指標になるでしょう。気のせいにするのはもったいないです。
もしこれらの特徴に思い当たったら、プロによる外壁診断などを依頼して、どれくらい劣化が進んでいるのかをチェックしてもらうといいかもしれません。場合によってはまだ様子見をしても良かったり、すぐに行ったほうがいい状態だったりします。いずれにしても素人目による判断はやめておいた方が良いでしょう。

■外壁塗装をしないとどうなる?

先に上げた症状などを無視して、外壁塗装をしないとどうなるのでしょうか。
外壁や屋根は雨や風、紫外線などにさらされているため、新築時から徐々に防水・耐久性等の効果が落ちていきます。
そうすると、外壁にひびが入るなどして雨水を吸いやすくなり、雨漏りが発生することに。建材の中に浸透すると腐食が進むので、建物自体の耐久性に影響が出てしまいます。人体でいうところの骨粗鬆症のようなものが起こってしまうんですね。
日本は台風や地震が多いため、適切なメンテナンスを行っていない家は災害に見舞われると外壁の一部が剥がれ落ちたり、全壊は免れても家としての機能が低下して当分修理や補修をしなければならない、という事態も考えられます。
2018年に大阪府に直撃した台風21号は、空港などをはじめとしてさまざまな被害をもたらしました。家屋も例外ではなく、家を直したくても多くの工務店や大工が駆り出されているせいで、壁に穴が空いたまま長期間過ごす方が多くいました。

大きな災害を前にすると仕方ないことではありますが、普段から脆くなっている家をそのままにしておくと、将来的に困った事態になることが。外壁塗装・屋根塗装は基本的にメリットの多い工事と言えるでしょう。

■いつから計画する?

最初に断らなければいけませんが、外壁塗装は思い立ってから工事が完了するまで、たいていワンシーズンでは済みません。

大多数はどの時期に塗装工事を行うかを決めて、そこから逆算して見積りや業者探しをするかと思います。
どの時期に工事したほうがいいのかについては後述しますが、業者探しから外壁塗装工事の着工までは最低でも約3か月ほどを確保したほうがいいでしょう。
たとえば9月に工事をしたいなら、6月にはどの業者に頼むのかを検討し、複数社に相見積りをとっていく、という具合です。
なぜ3か月なのかというと、外壁塗装はさまざまな段階で時間をとられるからです。

まず、見積りの作成には時間がかかります。
業者に依頼する前には、外壁材に何が使われているのかを自身で確認し、使用したい塗料の種類(シリコンやウレタンなど)をざっくり見当づける必要があるでしょう。
その後、家がどのような状態にあるのか、塗る面積はどれくらいなのかを業者が調査し、そこから見積書を出すまで長くて1~2週間の時間を要します。2~3社の見積書を比較するならすべて手元にそろえなければなりません。検討する時間などを考慮すると、業者の決定と契約にたどり着くまでは1か月はかかるでしょう。

業者が決定すれば、そこからスムーズに進むかと思いきや、そうではありません。
契約後は色選びから工事の段取りなどを細かく決めていきます。これには1~2か月とられるかと思いますが、塗装業者の繁忙期である春と秋に打合わせを設定しようとすると時間を確保できなかったり、あるいは予約がつまっていて工事を数か月も待たないといけなかったりという困った事態に直面することも。

だからといって、即断即決するのは高確率で自身のためになりません。
「価格の安さにつられたら施工不良だった」
「見積りよりも高い施工費を請求された」
そのようなシャレにならない事態に遭遇したという声が、消費者センターに多く寄せられている現実があります。
惑わされないよう情報を集めて知識を身に付け、相場感をつかむようにしましょう。

着実に成功へ近づくためには着工に3か月、人気の店や業者なら半年を覚悟したほうがいいでしょう。

■どのタイミングに工事を設定する?

・季節のタイミング

通説として、四季としては春と秋が外壁塗装に適しているといわれています。
なぜかというと塗料が乾きやすく、塗装できない条件(気温5℃以下・湿度85%以上・雨の日)を避けやすいからです。
とはいえ、こちらは条件にあてはまりやすい夏と冬をほとんど消去法で消したようなものなので、一概に春と秋でないとダメというわけではありません。

例にあげると、東京都の過去30年の天気出現率によれば、梅雨の6・7月を除くと晴れの出現率が全体的に高く、梅雨さえ避ければいつでも外壁塗装に適している環境です。
梅雨に関しても、その年によっては空梅雨で、晴れの日が続くというイレギュラーもあります。
閑散期の梅雨には工事費を割り引く業者もいますので、天候が空梅雨だと塗料の乾燥も早く、順調に進んで非常にラッキーといえるでしょう。

何より、雨の日や5℃以下の寒い日は塗装できないとはいえ、順延によって工事費が加算されるということはありません。
見積書通りの材料費と作業費の請求のみにとどまりますので、梅雨に工事を行ったとしても金銭的に損にはならないのです。

結論としては、施工が可能な環境さえ整えば、外壁塗装は季節を選びません。
どの季節にも長所と短所があり、場所ごとに気象条件が変わります。
どちらかといえば、余裕を持った計画を立てることに注力したほうがいいでしょう。

・家族行事にあわせて

家族が帰省する時期、親戚が集まる時期といえば、お盆や年末年始ですね。
実はこの行事に間に合うよう、外壁塗装をしたきれいな状態の家にしたい、と考える方が多くいます。
そのため、これらの行事の前には駆け込み注文が入る、という業者の声がちらほら。

ご想像通りかと思いますが、この駆け込み注文はオススメできません。
外壁塗装は大きな買い物なので、時間がないからと即断即決してしまうと、優良業者による施工でも後悔が残りやすいです。
場合によっては塗り直したい、と思ってしまうような仕上がりになるでしょう。

これらの行事を想定して工事を計画するなら、お盆は1~2月から、年末年始は7~8月から見積りをとり始めるといいでしょう。春と秋は先述した通り繁忙期のため、地元の工務店などは工事に駆り出されています。比較的落ち着いているこの時期がじっくり時間をかけて打合わせと取り決めができ、希望通りの予約も取付けやすいです。

・屋根塗装や太陽光パネルの設置にあわせて

外壁塗装を行う際に必要なのが足場ですが、屋根塗装や太陽子パネルの設置・取り外しにも必要になるので、もしこれらの工事も考えているなら、同時期に行うのがいいでしょう。
足場を組むには費用がかかるので、工事をするごとに足場代がかかります。同時に行えば足場代が節約できるので結果的に安く済む理由から、非常にオススメできます。

■まとめ

どのタイミングで外壁塗装をするにしても、余裕を持った計画とスケジュールが不可欠です。
失敗しないよう、注意して外壁塗装を考えましょう。

Color Workは橿原市を中心に奈良県全域で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を手掛けております。
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